代表からのメッセージ -論理のひとつ上へ-



ロゴス(論理/言語)とパトス(情念)とエトス(徳)。アリストテレスはB.C.300ごろ、この3つを説得術の要素として挙げました。そこから時代を下ること約2千年、ここ日本では「グローバル化」に対応すべく論理の強化が叫ばれ、「ロジカルシンキング」「論理的に表現する」がビジネスシーンを席巻しました。

 

L.C.研究所(Language&Communication Laboratoryは、1997年、そのような背景のうちで誕生。企業・団体の組織内でより豊かで密度の濃いコミュニケーションが図れるよう、言語技術の向上による論理力トレーニングをお手伝いしてきました。

 

それから20年。当研究所は論理力に加え、これまで無自覚で行っていたパトス・エトスを意識の中に置いていきたいと考えます。と言っても「なんのこっちゃ」という感じですね。

これはいわば、「身体で聴く、感じる」ということです。

 

例えば、自分が吐いた言葉に対して「違う」と思った瞬間、あるいは整理され論理建てられた言葉に対し、大切なものを切り捨てているように感じた経験は、皆さんおありでしょう。これら言語の外にある「語りえぬもの」について安易に納得せず、対話によりその違和感を共有していきたいということです。

 

説得するための言語から、わかりあうための言語へ。ロゴスの上に、パトスやエトスを加えることができれば、ほんとうにすばらしいですね。

当研究所は論理と情念と徳のはざまで、今後も模索を続ける覚悟です。

  

L..C.研究所 代表 田原圭子

代表プロフィール

組織コミュニケーション・情報リテラシーを高めるためのコンサルティングを柱に、講師(ロジカルライティング、統計)、出版・編集などを手がける、書き言葉のマイスター

経歴

神戸市出身。大阪外大ロシア語学科→大同生命保険(広報、企画、コンサルティング) →現職  2010年、関西学院大大学院修了。

資格

語学関連各種