おじぎと姿勢

会社説明会や面接の時、入室や退室時のおじぎの仕方はいろいろうるさく指導されているよね。そう、腰からぽきっと体をおる感じ。視線を自分の身長ぐらい先に落とすぐらいの頭の下げ方でね。

 

みんなも努力しているんだろう、昔みたいに相手の顔を見ながら頭だけを下げる、いわゆる「ヤンキーのおじぎ」はとても少なくなった。ただ、気をつけて欲しいのが「座り姿」だ。説明会のとき話を聞いている姿を見たら、みんなけっこうみっともないよ。顎を出し背中を丸めた分、へそのあたりを引っ込め、下腹を突き出しS字バランスをとって座っている。

 

正しい座り方のポイントは腰の骨(骨盤)を立てるよう意識すること。へそはまっすぐ前にむける。自然と頭は天井に向かって伸びるので、頭と肩と腰骨がほぼ一直線に並ぶ。この要領は立ち姿を整えるときでも基本的には同じだ。

 

見ていてキレイ、ということは理にかなってムダがないということだ。香川やイチローなど、一流のアスリートの姿にハッとするぐらいの美しさが現れるのも、そのせいだ。社会人になってからも、そのS字姿勢で仕事を続けてごらん、30代になったとき半数以上は腰痛持ちになる。

 

これは人事への印象アップうんぬん以前の問題。みんなの美と健康を維持するため、若い時から姿勢にはくれぐれも気を付けようね。