面接力アップのために

一人前の社会人にもよくあるんだけど、しゃべりグセが相手に意外な印象を与えている時がある。私の知人で、言っていることはとてもいいんだけど、なんだかいつも自信なげだ。

 

なんでかな?とよくよく聞いていたら、「どうでもいいことなんだけど…」「こんなこと言わなくていいかもしれないけど・・・」という類いのセリフが非常に多い。確かに、相手に気を遣うタイプだ。でもそれだけでなく、会議なんかでなんとなくそいつがいうことがシカトされがちなのは、口ぐせのせいだろう。本人が気づかないところで、かなり損をしている。

 

また、いい加減なやつというような先入観を与えがちな口ぐせもある。「ちょっと」だ。これは私のことである。インタビューを受けたあと、録音がそのまま文字にされたものを見て、げっ、となった。『そうですね、ちょっとーその点に関しては、ちょっと時間が経ってみないと、ちょっとわからないですね』。なんだか知性が感じられない(言葉の問題ではないかもしれないが)インタビューになっていた。

 

口ぐせは面接など、緊張している時に特に出やすい。また、語尾が消えて最後まで文を終わらせない、間がとぼしく畳み掛けるようになるなどのしゃべりグセも、やはり緊張した場面で強調されがちで、相手の大きく印象を左右してしまう。

 

「何を」話すか、ということは大事だが、みんなが同じような事を話すシューカツの面接では、「どう」話すか、ということも重要だ。しゃべリ方を変えることは簡単ではないが、口ぐせを改めるのはわりとすぐにできると思う。面接に自信がない人は、一度自分のフリートークを録音してみるといい。なくて七クセ、おそらく自分のしゃべりが、思っていたのと違うように響くことに驚くんじゃないかな。