旧版セレクト1・論理力養成ギプス講座

インド版巨人の星「スーラジ・ザ・ライジングスター」が日本のニコニコ動画にお目見えするらしい。『インドでも大人気!』という触れ込みだが、視聴率が0.2%らしいから「大人気」というのはいかがなものか。

 

ひょっとすると、現地で喜んで見ているのは40代の日本からの駐在員だけかもしれない。が、それも良し。日系企業の明日への活力となろう。ちなみに花形モーターズの車はどこのメーカーをモデルにした絵になっているのだろう。まさか「タタ・モーターズ」じゃあるまいな?

 

ということでニコ動アップを記念して「論理力養成ギプス講座」を旧版からセレクトしてお届けする。今回のテーマはロジック・ツリー(計2回)。なに?ブログの手抜き?うるさいっ、リメーク版はよくある手法なのじゃ!

 


ロジック・ツリー登場!の巻 1/2

息子:「父ちゃん、この四角と棒と組み合わせた図を描いて何になるの?」 
一徹:「男の子はぐずぐず理屈をこねるなっ。黙って練習せい!」 
息子:「だって…論理って理屈だよ」 
一徹:「むぅっ、この一徹、間違っておった。すまん、この通りじゃ!」 

息子:「…父ちゃん、もういいよ、畳から顔をあげてよ。それより早く教えておくれよ」 
一徹:「これは論理を明らかにする道具じゃ。ある問いに対する答えを見つけるためにのに、判断の根拠を集めピラミッド型にして考えるものよ。そうすれば、複雑な問題の解決もおのずと朝飯前になる。名づけて、『ロジック・ツリー』!」 

一徹:「例えば、『巨人軍は永久に不滅です』という考え方があるとする。それに説得力を持たせようとすると、何を言えばいいかな?」 
息子;「え?『永遠』じゃなかった?」 
一徹:「『永久』じゃ。球団の親会社が出している雑誌で確かめた。そして、大辞典によると、永久が「いつまでも限りなく続くこと」であるのに対し、永遠は「いつまでも果てしなく続くこと。時間を超えて存在すること」という意味なんじゃ」 
息子:「ふーん、ちょっとニュアンスが違うな。考える前に、言葉の定義をすることが大切なんだね。とりあえず手を動かして書いてみるよ」

 

      息子が書いたロジック・ツリー
      息子が書いたロジック・ツリー