今、(社)日本経営協会から出された『非正規社(職)員の働き方の意識と実態に関する調査報告書2013』という資料を読んでいる。調査対象(Web調査法)は、企業・自治体で勤務する26~40歳までの非正規社(職)員で、女男比はだいたい6:4、大学・大学院を卒業し現在週30時間以上働いている700名である。
この調査では、結果として「働く価値観が多様」「正社員間の給与・福利厚生格差を不満に感じている」などを非正規雇用者の特徴として挙げている。さもありなん、なんとなく予想はつく。一方、うなってしまったのが「学生時代に戻って就活をやり直したいか」という質問に対する答えである。「はい」がなんと61.6%。
ちなみに、正社員を対象にした同様の質問でも、「はい」が全体の44%とかなり大きい。現状の不満度をあぶり出すためには絶好の質問だが、これを考えた人は相当なイケズであろう。過去を変えることは絶対できないのだから(イケズが理解できない人は辞書を引くこと)。
実はシューカツは大学入学から始まっている。いや、この世に生まれた落ちた瞬間から、自分で自分を食わせていくための鍛錬がスタートしていると言ってよい。
でも、今から何かを始めても遅くはないはずだ。ただ、とりあえず適性検査を受けてみるなどの小手先の対処法ではなく、10年後、15年後、自分はどこで、どうやっていたいのかイメージするなど、まず中長期的な視点で自分を捉えてほしい。それがどうしてもムリなら、「絶対やりたくないこと、絶対いたくない場所」を考えることからはじめてもいい。
後悔先に立たず。がんばれ、シューカツ生。