人材不足!?1

2週間近く更新がすっ飛んだこのブログ。事情により出張先にパソコンが持ち運べなかったせいにしておこう。

 


さて、企業の人事に、「どうですか、12.1解禁の出だしは?」と聞くと、「やっぱ忙しい」んだそうだ。押し寄せる学生と、人事異動やら新入社員のための研修やらの新年度に向けての準備ともろに重なる。これで来年3.1解禁になったらどうなるんだ、厚労省はなんにもわかってねぇ、という恨み節もかなり聞かれる。

 

大手の中には、OB・OGを各部署にお願いし倒して出身大学に動員をかけるという「全社総動員法」を発令しているところあり、中小は大手が一段落したスキを虎視眈々とうかがっているところあり。共通しているのは「学生を確保するのが難しくなってきた」いう声である。妙なところで景気が上向きになっているのを実感する。

 

しかし、いまだに内定もらえず活動を続けている学生の多さとのギャップをどう説明したらいいのだろう。全体については諸説あるが、関西方面の国公立・有名私立どころで現時点の内定率は6割半ばというのが実感数値である。

 

成り立つ解釈としては、LCとご縁のあるのはいわゆる理系な会社が多いので、理系学生に求人が殺到しているという現象であるというのがひとつ。ちなみに先ほど述べた6割半ばというのは文理の平均値で、理系に限って言えば7割は超えているようだ。

 

ただ、人事担当者からは「管理部門にも人がいない」とも聞く。取りたいと思う学生が少ないらしい。採用のポイントはと聞くと「コミュニケーション能力」という答えが大半だ。じゃあ、具体的にはどんなことができりゃいいんですか、とつっこむと、たいていが沈黙する。採用する側が説明できない能力を評価基準にしてどうするんだ、と採られるほうの不安は倍増しそうだが、採用チームの腹の中では意外と共有されている感じがする。ただ、言語化するのが非常に難しいのだ。

 

じゃあ、「コミュニケーション能力」ってなんだ?それは次回以降に