タハラ博士の志望動機4

寒い中、カゼも引かずに就活しているかな?体が資本だからね。私の方といえば…申し訳ない。体調を崩したのと仕事が忙しすぎたのとで、2週間も更新が遅れてしまった…。以下、更新が手つかずのままの「タハラ博士の志望動機3」シリーズの続き。


さて、前回「相手が聞きたいことに素直に答えよう」という話をしかけたね? そこで絶対に忘れてはならないのは、人事が知りたいのは明確な入社理由であるということだ。

 

だから「雰囲気の良さ」といったあいまいモコとした答えでは弱すぎるし、「自己啓発うんぬん」という就活生目線オンリーでも困る(’61年のケネディ大統領就任演説を聞け、って言われるよ)。さらに「御社の商品のファンだった」といわれても、商品アンケートじゃないんだから、見当外れの回答になってしまう。

 

逆の立場になってみよう。もし自分が人事担当者なら、何を聞いたら会社に合う(役に立つ)学生かどうかわかるだろうか。常識から考えてポイントは3つある。

 

 

 1.なんでこの会社なの?(ライバルA社やB社じゃなくて)

 

 2.そもそも、ウチに来たきっかけは何なの?

  ・ウチの業界自体に興味があるから?

   (業界=自動車とか食品とか観光とかお金とか、その会社で取り扱っているもの)

  ・社会や業界で今の立ち位置が気になるから?

   (立ち位置=リーディング企業だとかグローバル企業とか、注目を集めているとか)

  ・待遇(給料とか休みがとれるとか長く働けそうだとか)を優先したいから?

  ・その他(その人なりの理由)?

 

 3.どんな仕事(事務とか営業とか)がしたいの?

  ウチにどんな仕事があるか、何をするのか本当にわかってんの?

 

 

123についてまともに答えられるようになって初めて、志望動機が書けるんじゃないかな。

えっ、相手の会社のHPやら会社案内やら、説明会のウリの言葉を適当につなぎ合わせたものじゃダメかって?

 

そうだね。確かに相手のことを知るためにはそういう作業も必要だと思う。でもそれと同時に、「なんでココなの?」と自分自身とゆっくり問答する時間が大切なんじゃないかな。自分自身が納得しなけりゃ、人を納得させるなんて絶対無理だもんね。