シューカツの神様

おおっ。週2ブログを続けるぞ、と誓いを新たに再開した前回のブログはなんと年始。そして今は2月、しょっぱなから月イチの更新になっているではないか!三日坊主どころか、三十一日坊主である(なんのこっちゃ)。

 

さて、年始の三が日、初詣には行ったかな?このブログをご覧の中には、就活の成功を念じつつ、神殿に向かって柏手を盛大に打った方も多いだろう。

 

ここでは、シューカツに効く神様を紹介したい。如月(二月)の今からでも遅くない。岡山県岡山市にある「吉備津神社」である。この神社には鬼征伐で有名な桃太郎こと「吉備津彦命(キビツヒコノミコト)」が祀られている。

 

山陽道で勢力を誇る温羅(ウラ)一族を征伐するため、大和朝廷から下された吉備津彦命は、長年の苦闘の末、掃討作戦に成功した。ところが敵の頭領、温羅のクビは、はねられ晒されても、犬に食わせられても、地中深く封じられても、不気味に唸りつづけ吉備津彦命を悩ませた。

 

それが続くこと一三年、温羅は夢枕に立ち「わが媛(ヒメ)、阿曾をしてこの地で釜で火を焚かせ、占いをせしめよ」と告げ、消えた。吉備津彦命が阿曾を坐女(ミコ)につけお告げのとおりにすると、声はおさまったという。要は、オレの大切な人に職をあっせんしろ、そうしたら静かにしてやるからというバーター取引である。

 

というわけで、愛する者の就活を成功させた温羅。

 

ただし、これは昔々の、かつ反社会勢力だからこそできた力技かもしれない。現代だと「クビに応じるから、自分の子を採用してやってくれ」という悲話になるかもしれないが…いかがだろう、わが子を就活生に持つ親御さん、試しに一度お参りをしてみては。(お参りの効能は個人によって異なります)。

 

吉備津神社HP http://www.kibitujinja.com/news/