オジサン女子のひとりごと

オジサン女子とは何か。それは、次のような行動特性により分別されるそうだ。

 

1いきつけの居酒屋がある

2お酒のつまみが渋い

3カクテルなど甘いものは飲まない

4メールは常に簡潔で用がないとしない

5おしぼりで体を拭いてしまう

6若い女の子をおっさん目線で可愛がる

7男性ウケをまったく意識していない

8言いたいことを言う 

イケジョ通信〉より改変

 

ううむ、1と5以外は当てはまる私はオッサン女子か、とおもいきや「このような行動をとる若い女性」が定義らしい。ということは、若くないオジサン女子=オバサン。でもオジサン女子の漂わせる匂いは、オバサン臭さとは微妙に違うような気がする。

 

そこでオバサンの定義を、30代の男性100人のヒアリングしたというサイトにすがってみた。

 

1立つときに「よっこいしょ」

2「私、オバちゃんだから(笑)」という“前言い訳”

3「あれ、どうだった? あれよ、あれ!」(「これ・それ・あれ・どれ」多用) 

4「それいくら? と値段を聞きたがる」

5「私、何歳に見える?」

6用事があると言うと「あら○○君、デート(笑)?」

7「昔はクリスマスと言えばシティホテルで……」とバブル語り

8「最近の女子は、甘えてるからなあ」  

 〈女子SPA!〉より改変

 

3以外は当てはまらなかった。

 

オジサン女子の共通項が「花よりだんご」「質実剛健」であるのに対し、オバサンは1以外は'self-centered’(ジコチューとはまた違う)。自分が世界の中心であり、価値基準であることに微塵も疑いをはさまない堂々とした態度である。だから「そんなん知らんし」との若者のつぶやきを、誘いがちなのだろう。

 

ヒトはすべて、’self-centered’として生まれる。

 

その後ヒトは、子ども時代に、自分が世界の中心でないことにふと気づく。自分がそこまで他人に関心がないように、他人は自分のことをそんなには気にしていない。この気づきから他人の視線や思惑などの、いろんな縛りを捨てて脱皮していく。その途上にあるのが「オジサン女子」、片やそのまま自意識を肥大させてしまった未熟な存在が「オバサン」なのかもしれない。 要は、ヒトとしての成熟度の違いである。

 

ではオッサンとは何者なのか(オジサンではなく)。これは「劣化するオッサン社会の処方箋」に解説を譲りたい。